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コラム

和精油の素晴らしさ ヒバ

2019-05-23

日本の針葉樹はヒバもありますね。
ヒバも素晴らしい成分を持っています。ヒバ材の精油や葉の精油の生物活性の主な物は・・

 殺菌作用・殺虫・忌避作用

もたらしてくれる成分は
ヒノキチオール 
ヒバの精油には
約1%含まれています。
それだけ?とお思いになるかもしれませんが、木から自然にしみ出してくる物はごくわずか。

それでも、私たちには十分な作用をもたらしてくれます。

ヒノキチオール・・なんか可愛い名前ですねぇ! ヒノ吉君的な(笑)
こんな可愛い名前の成分ですけど、どんな抗菌作用があるかというと・・・
結核菌
黄色ブドウ球菌
チフス菌
真菌(クロコウジカビ・青カビ)
大腸菌
緑膿菌
MRSA(メチシリン耐性黄色ブドウ球菌)
ピロリ菌
     他

殺虫・忌避作用としては シロアリやダニに作用があります。
これから夏になると、い草のマット敷いたりすると足が気持ちいいですよね!
そのい草のマットに、ヒバの精油を使うとダニの抑制になります。
下に新聞紙などを敷いて、垂らしていくといいかもしれませんね!
香りも絶対、合うはずです。

ちなみに、ヒバの木材で建築をしている会社の調べによると、ヒバ材が精神的なストレスホルモンを低下させる事実も発表されていますよ。(木材学会誌・木村彰孝2011)
唾液のアミラーゼを測定してホルモン値を調べたところ、床や壁にヒバを使うとストレスが減少しているという結果です。これから来る梅雨時期のお部屋での芳香浴にはもってこいの精油ですね!

医学的な活用もされていて、ヒバの精油には胃癌の増殖を抑制するという研究も行われています(Nagata T.et al. Clin. Exp. Pharmacol 2016)

・胃癌細胞が、ヒバ精油(0,02ug/ml)で24時間後に66.5%の細胞死(アポトーシス)
・ヒバ精油(0.02mg)で時間依存的に胃癌細胞の増殖を抑制
・ヒバ精油から離れるほど、胃癌細胞の生存率増加
・ヒバ精油の気化 近傍の胃癌細胞の増殖を抑制
・マウスの腫瘍転移抑制効果
    など

植物療法が最近見直されてきていますが、本来は植物療法から近代医学の薬は発展した物です。それが合成という力を得て、私たちの命を救うほどになりました。ただし、副作用という副産物を添えて。
もっと昔に立ち返って、副作用なしにカバーできる疾患について、植物を少しでも生かせるような、医学と協力できる精油の使い方が生み出されると嬉しいですね! 



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