第8回 日本統合医療学会 富士山支部 勉強会
●第8回 日本統合医療学会 富士山支部 勉強会●
講師の1人として参加させていただきました!
未病に対する統合医療の具体的な方法として、アロマセラピーも知っていただきたい!!
統合医療の第一人者、山本 竜隆医師のご推薦を頂き、アロマセラピストが考える未病へのアプローチを説明させて頂きました。
1人のモデルの女性が自己紹介をして悩んでいる症状をお話くださいます。
講師からもいくつか質問をしていき、山本先生のアプローチ、鍼灸の先生、作業療法士の先生、社会的アプローチのプロの先生、そしてアロマセラピストが、現状や症状、治療法やアドバイスなどお話ししていきます。
ちなみに、今回のモデルの女性は、43歳 うつ病で休職中のご主人、多動気味な10歳のお子さん、
介護が必要な両親を抱え、自宅を改装したお惣菜屋さんをしています。
味見をするため、どうしても脂っこい食事が多く、肌にはニキビ、口内炎、胃腸の調子が悪く、お腹が張っています。
毎日忙しく、一番心配なのは学校からよく呼び出しがあるお子さんのこと。「私がしっかりしなきゃ!」といつも思っています。
将来、薬膳のお惣菜屋さんを開店することを夢見て勉強もしている、頑張り屋さんの女性でした。
山本先生は、西洋医学的な受診のポイント、おすすめの検査、そして、他の療法を組み合わせることをご提案いただき、アロマもおすすめブレンドを提案しました!
私が選んだのは3つの精油。
フェンネル セリ科の植物の強い解毒作用で、ドロドロして老廃物がうまく排出できす、ニキビや口内炎として吹き出ている老廃物をデトックス。フェンネルは胃腸と腎を温め、冷えも解消、消化器も整えてくれます。厳しい環境でも頑張らなければならない彼女に「逆境に向かう勇気」を与えてくれます。
パチュリ シソ科 「湿」を取り除く作用があり、促進しながらリンパも強壮、解毒力をあげていきます。鎮静が必要なら強い鎮静を与えてくれますし、頑張るべき時に嗅ぐと、力と与えてくれます。熟成するほど良くなる香りは、彼女のこれからの未来が素晴らしいものであると教えてくれます。
ベルガモット 胃腸の不調や消化器強壮に。腎の症状にも効果があります。
特別な場所でしか育たないベルガモットは、彼女に「自分は特別な存在」だと伝え、深い鎮静の時間をくれます。この過酷な環境を与えられたのは、彼女がそこを受けとめられる特別な人だから。
質問で一人になれるのは「お風呂の中だけ」といっていらしたので、お風呂に入れたり、交感神経の集まる鳩尾にオイルをぬるようアドバイスさせていただきました。
このようなディスカッションに参加させていただき、アロマを語ることができるのは、本当に有り難いことです。
もっともっとアロマが医療や介護に取り入れていただけるよう、セラピストも経験を積みながら、このような啓蒙活動を増やしていきたいと思います。