ふるさと精油をつなぐ会
『ふるさと精油をつなぐ会 』立ち上げの会に参加してきました🌿
海外から入ってきた精油達によってブームになったアロマセラピー。
そろそろ第二フェーズに入ってくるという事で、ここからは国産精油がでてきて、アロマの形もかわる。
植物はたくさんあり、食べ物だって地産地消がいいと言われますよね?
もっと日本の植物で精油を作ったらいいのに・・・と、単純に考えていましたが、国産精油の生産者さん達の話を聞いて、現在はまだ、作る人と使う人が繋がっていないのだと実感しました。
使う人達と繋がっていないから、思うように売れない・・経費がかかる・・そう言ってやめてしまう生産者も沢山いらっしゃると思います。
ふるさと精油を作る生産者を、使うセラピストや講師達が支えていかないと発展しない…それが、よくわかりました。
谷田貝先生から、日本の杉、ヒノキ、ヒバの能力の素晴らしさを教えていただき、改めて植物ってすごいと、実感しました!使わなきゃもったいない!
癌への治療でも成果をもたらしている植物達。
例えば、日本に一番多いのではないかと思うスギ。万葉集にも「いにしえの人の植えけむ杉が枝に 霞たなびく春は来ぬらし・・と謳われています。
主要成分のαピネンは肝がんの抑制、前立腺ガンの抑制、肺がんの抑制、メラノーマの増殖抑制がすでに実験結果で出ています。
香りの生理活性だけでも、
・胃潰瘍を抑える(テルピネン4オール)
・咳を抑える
・寝付きをよくして睡眠効率を高める(セドロール)
・ダニの増殖を抑える
・葉の煎汁は花粉症に効果がある
・アトピーの痒みを抑制
・悪臭を消し去る
・ストレスを和らげ、脈拍が下がり安定する
このように沢山の、快適環境に役立つ成分を持っています。
杉の木の家は、少しずつその成分が家の中に香り、お酒をつくる杉樽からは高沸点のセスキテルペンも溶け出します。生活の中で受ける恩恵は沢山あるのです。
ですが、その恩恵を受けるためには、やはり里地里山といって、森を整備し、守る人達が必要なのです。精油の裏には森があり、そこから見ていかないといけないのだなぁ…と思います。
だとしたらやはり、生産者さん達と繋がっていく会は大切です。
とても良い会が発足したと思います。生産者様にいただいたヒノキの精油、素晴らしい香りでしたよ。
また、次の機会に、クロモジ、ヒノキやヒバの情報をアウトプットしますね!